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Panda-Kis 2nd

ぱとのブログです。TV番組の感想はリアルタイムで見れた番組のみUPします。

世界から猫が消えたなら

自己研鑽
 世界から猫が消えたなら (小学館文庫)

 

 

 

世界から猫が消えたなら (小学館文庫)

 
p.73
こんなに近くにいるのに、想いを伝えることができない。話すことができない。苦しかった。それでも言葉を発することができなかった。
 
近くにいても、気がついたら遠くに行ってしまうこともある。近くにいても、遠くに感じることもある。思ったことがあったら、きちんと伝えないといけない。そのときに伝えなければ、伝えられなくなるかもしれない。
 
p.79 
恋には必ず終わりが来る。必ず終わるものと分かっていて、それでも人は恋をする。
それは生きることと同じなのかもしれない。必ず終わりが来る、そうと分かっていても人は生きる。恋がそうであるよう、終わりがあるからこそ、生きることが輝いて見えるのだろう。
 
ふとしたときに、人生には終わりがあるんだよなと思って、なんでこんなに必死に生きているんだろうって思うことがある。きっと、終わりがあるからこそ、必死に生きているのかもしれない。終わりがなければ、だらだら生きてしまうかもしれない。テストがあるから勉強するのと同じように。人生が終わってしまえば、何も残らないのかもしれない。だけど、生きているうちに輝くためには、努力しないといけない。何も残らなくても、生きているときに輝くことが人としての生きがいになるのかもしれない。だから、頑張ることができる。そう思っている。
 
p.88
どんなものでも、そこに存在することに意味があるのだろう。
 
去年社会人1年目、職場でたくさんの先輩に言われたことは「そこにいることが大事だよ」だった。とにかく、毎日来て、仕事をしてくれればいいんだよってことだった。この言葉はわたしを、かなり救ってくれていた。人見知りで、ポンコツだったわたしを、救ってくれた言葉だった。そこにいることが大事。もちろん、そこにいて何もしなかったら元も子もないんだろうけど、目の前のことをとにかくがんばってくれればいいんだよってことだったんだと思うし、何より、気負っていたものがすっと軽くなった気がした。社会人2年目になって、職場が変わっても、去年の職場の方々には心から感謝している。1年目があの職場だったから、今のわたしがいる。2年目になって、いかに1年目のわたしが甘やかされていたか思い知っているけれど、それでも、1年目があの職場だったから、今の職場でも頑張れている部分は大きい。だから、わたしが先輩になって、わたしと同じ状況の人に出会ったときは、同じ言葉をかけてあげたい。
 
p.138 
僕が何気なく過ごしてきた時間が、とてつもなく大切なものに思えてくる。
 
失うときにわかる、大切さ。よく聞くことである。でも、常に考えている人は少ないだろう。でも、失うことがあるからこそ、何かに対して感謝したり、大切にしようと思ったりすることができるのだと思う。当たり前を当たり前だと思ってはいけない。常に当たり前のことに感謝したり、大切に思ったりすることは難しいことだとは思うけど、なるべく当たり前のことを当たり前だと思わずに感謝をする機会を持つことが必要なのだろう。
 
内容は難しくない。
でも、人が生きているときに、気がつかず、当たり前だと思っていることに、気づかされる内容だったと思う。○○がなくなったら…この○○に当てはまるものに、意外なものが当てはめられていた。考えたこともなかった。それが、当たり前のように存在していたからである。そもそも、当たり前ってなんだろう。当たり前は本当に当たり前なのだろうか。そんなことを考えさせられる内容だった。