Panda-Kis 2nd

ぱとのブログです。TV番組の感想はリアルタイムで見れた番組のみUPします。

リバース

 

 

リバース

リバース

 

 

P17

いい人生か悪い人生かなんていうのは、死んだあとで初めてわかるんじゃないかと俺は思う。どれだけの人たちに、出会えてよかったともらえるかでこの世に生まれてきた意味も価値も決まるんじゃないかって。だから、俺はたくさんの人たちと関わりたい。親父のように、本物の教師として、誰かの人生の一瞬一瞬に全力で寄り添いながら、俺が生きたっていう証を残したいんだ。

 浅見くんの言葉、かっこよすぎない?こんなしっかりとした志をもって、教員になるなんて、素敵すぎる。が、あまりそれに固執しすぎて、周りが見えなくならないといいなっていう気もする。そして、これ、玉森くんのセリフにありますかね…?かっこよすぎるよね…。

 

P62

運転席には浅見がまわった。

これ、たまちゃんの運転シーンフラグ⁉︎現実にしてください!!!!美男でも運転シーンあったし、きすぶさでも運転してるけど、見れるものなら、何度でも見たいです!!!!!><

 

p.80

ゼミの山本教授はかつらではないなと、谷原ではなく、浅見が真面目な顔で言い出し、大笑いした。

これ!!ぜひ!!映像してください!!!たまちゃんが、真面目に教授をディスるシーンください!!!!絶対悶える…

 

P81

嵐の夜を、笑いながら過ごすはずだった。

怖い。回想だから、もちろん過去形になるんだけど、それでも、この余韻を残している感じ、怖さでしかない。

 

p.81

夕食の準備中は、谷原と浅見、共に自分のペースで缶ビールを飲んでおり、谷原が三本、浅見が二本あけていた。

これも、ぜひ映像でお願いします!飲み終わった缶ビールと、飲みかけの缶ビール…もしツアでビールを飲む姿は解禁しているけど、それでもやはり、ビールを楽しそうに飲む玉森くんが見たいです!!!

 

p.156

「待ってくれ。俺は谷原には一緒に行くと言ってなだめたが、本当はどうすればいいのか迷ってる。だから、おまえたちに相談したんだ」

「おまえ、さっきは谷原が死にそうになったんだぞって怒ったじゃん。なのに、何を迷ってるんだ?」

「大切な人かもしれないから、だよな。広沢の」

確認するように言うと、浅見はゆっくり頷いた。

 

自分たちのことだけでなく、周りが見えている浅見。そして、ちゃんと相手の考えていることを察する力のある深瀬。教員になりたいと言っていた大学時代。そのときに話していた、「誰かの人生の一瞬一瞬に全力で寄り添」うことを、教員になった今もしている。初志貫徹で、とてもかっこいい。

 

感想。

なんというか、複雑な気持ちになる。深瀬は、広沢にとってとても大切な人だったし、広沢は深瀬にとって大切な人だった。深瀬は、ゼミ仲間に流されてしまった。良かれと思って、コーヒーを広沢に渡した。広沢が悪天候の中運転をするようにしたのは、深瀬以外のメンバーだった。だから、他のゼミ生よりも、罪は辛いと思う部分があった。でも、最終的に背中を押したのは深瀬だった。広沢の足跡を探す旅で、深瀬の知らない広沢を知っていった。深瀬にとって大切な広沢は、美穂子にとっても大切な人だった。広沢にとって大切な人だった深瀬は、美穂子にとっても大切な人だった。それぞれの人間が、それぞれの役割を果たしていて、誰かに求められている。深瀬は広沢を失って、失ったものを埋めていく間に、それぞれの人間の役割を知った。途中から、「あれ?文書って、美穂子」って思ったんだけど、読み進めると、「ああ、別の人だったかあ…。あれ?別の人じゃないぞ?やっぱり美穂子?…いや、違うかあ…いや、違わないぞ?」っていうのを何度も繰り返した。それが、面白かった。本当のことを知ることが、相手にとっていいことなのか。知りたいこともあれば、知りたくないこともある。どんなふうに生きてきたのか、大切な人がこの世からいなくなったら、わたしは相手の全てを知りたいと思うのだろうか。もちろん、それが広沢のように不本意な消え方だったら(広沢自身が不本意だったかはわからないけど、美穂子目線から考えると)、生きているときに埋められなかった部分を埋めるために、わかることを全て知りたいと思うかもしれない。兎にも角にも、深瀬が広沢の両親に本当のことを話すと決めたことは、大きな決断だと思う。広沢の両親はどのような表情をするのだろうか。どのような行動に出るのだろうか。訪問するたびに、歓迎してくれた広沢の両親の態度は変わるのだろうか、それとも何も変わらない態度を見せるのだろうか。もし、変わったとしたら、いつか美穂子との関係のように、再びやり直すことはできるのだろうか。どちらにしても、蟠りとして残っているものは、完全になくならなくても、少しは減るのではないかと思う。深瀬の決断が、嫌な方に進みませんように。深瀬が、前に進めますように。そう思える終わり方でした。

 

表紙の絵ってなんだろうって思ってたら、コーヒーとの関連なんですね。他にも何か隠されているのかな?

 

読みながら、キャストさんと照らし合わせた。藤原竜也さん、100点のキャスティングすぎる。広沢の役に小池徹平さん。広沢は大きい設定だったけど、どうやって魅せてくれるのか、楽しみ。美穂子は、目に力があって、意志をしっかり持った女性のイメージ。戸田恵梨香さんのあの目力、ぴったりだと思った。明るくてみんなの中心にいる谷原に市原隼人さん。これもぴったり…!村井役の三浦貴大さんは、このドラマで初めて見るので、わかりません、ごめんなさい。最後に父親のような教師になることを志し、1発合格で教員になる浅見役の玉森くん。なんで選ばれたんだろう。今まで、比較的頭の良い役が多い玉森くん。スマートな感じに見えるのかな。それとも、スマートな役を見てくれていたスタッフさんがいたのかな。客観的に物事が観れて、脱線したら軌道修正できて、きちんと物事を相手に伝えられる役。まだ、玉森くんが、どこまでそれを体現してくれるのか未知数だけど、キャスティング正解!って思える演技を楽しみにしています!♡

 

バラバラの本4冊を読み進めているんだけど、次の休みに、もう一度一気に読もうと思う。